ドイツに乾杯、ビールに歓喜―。愛媛県内子町とドイツ・ローテンブルク市との姉妹都市交流を記念したドイツフェスタ2016が1日、同町内子であり、来場者は500年の歴史を刻んできたドイツビールを堪能した。
 500年とは、バイエルン公ビルヘルム4世がビールの成分を定義する「ビール純粋令」を発布した1516年から数えた年月。「まちの駅Nanze(なんぜ)」での開会式で、バイエルン州駐日代表部(東京)の持田侑宏顧問は、ドイツで節目の年の記念事業が行われていることを紹介した。
 持田顧問ら来賓は、内子出身で大日本麦酒を発展させた「日本のビール王」高橋龍太郎の留学先がドイツであった縁にも言及。内子とビールの深い関係を再認識しつつ、場は乾杯に移った。
 青空が広がる中、来場者は赤ら顔で「ビール日和やねえ」。ジョッキを空けながら、ソーセージなど肉料理を楽しんでいた。
 4回目のフェスタは実行委員会主催。今年は「えひめいやしの南予博2016」の一環として開催した。